
NST(栄養サポートチーム)は、患者様の栄養(検査データー・食事内容・輸液内容・嚥下機能など)を医師・看護師・薬剤師・栄養士・歯科・言語療法士などが集まって評価・検討し主治医や担当看護師にアドバイスをする専門チームです。ここ数年、日本全国的にNSTを発足する病院が増えています。 当院でも、胃癌や経鼻チューブによる摂取から経口摂取に移行し、おいしく、安全に食べる喜びを感じていただくことを目標に摂取・嚇下を中心に発足、活動をしています。取り組みの中でまず口腔ケアの見直しから始めました。口腔ケアの目的としては、誤嚇性肺炎の予防、口腔疾患の予防、QOLの向上が挙げられます。患者様の中にはケアに関心がなく口腔ケアに関しては消極的な方もいます。入院中に少しでも口腔ケアに関心を持ってもらい、退院してからも適切な口腔ケアを継続し経口摂取してもらうためPJ活動を行っています。
摂食・嚇下の分野はあらゆる職種が関われる、関わりを持たなければならない分野です。しかし、その反面どの職種も深い関わりを持ちにくい分野でもあります。高松協同病院は平成18年11月から摂食・嚇下プロジェクトを開始しました。私はプロジェクトメンバー、またSTとしても摂食・嚇下に比較的関わりを多く持てる立場にあります。その立場を活かし、病院のスタッフ、患者様、家族の方に摂食・嚇下の大切さを伝えたいと思います。この学会で学んだことを少しでも役立てていきたいと考えています。
特に印象に残った項目は成人の訓練です。訓練テクニック、障害像の把握、マネージメントこの三者のバランスが良いことが大切であることを学びました。この中でも、マネージメントにあたる、目標設定、リスク管理、メンバーの役割などはチームアプローチが重要となります。様々な職種と連携を図り高松協同病院らしいバランスのよいアプローチを行いたいと思っています。
高松協同病院 言語聴覚士 梅田郷史